木
29
10月
2009
映画『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』シドニー・ポラック監督
ずっと観たかった映画。というか探していた。
3年ぐらい前、どこかの、たぶん渋谷の、映画館でなにげなく見た予告編で、あくびをかみ殺しながら坐っていたら、このドキュメンタリー映画が流れて、思わず目が覚めた。
気がついたときには、映画のタイトルも、監督名も、そして肝心要の、建築家の名前も、すでに流れてしまっていて、隣のひとに聞くわけもいかず、さりとて巻き戻しはできず。
昆虫みたいなメタリックな建築をつくっている変な建築家を、ハリウッドである程度著名な映画監督がドキュメンタリーで撮った映画、という茫洋とした検索語で尋ねまわるも、はて、と小首をかしげつづけられてきた。
建築家の名前は、フランク・ゲーリー。
監督は、アカデミー賞受賞のシドニー・ポラック。
10月29日現在ウィキペディアのポラックの欄から、何故かこのユーモアにあふれたドキュメンタリー映画が欠落しているが、のっけから危険なジョークで笑わせてくれる。この映画が怖いのは、一見ひどい冗談のように見えることが、真実であり、建築であり、そして作品であることである。
踊るビルとか、スペインのグッゲンハイム美術館とか、ディズニーの建築とか、とてもこの世のものとは思えない。夢の中に立っているような、非常に危険な外見だけれども、構造学的には当然安全。
建築に詳しい友人によると、神戸に、フィッシュダンスという建造物が見られるらしい。アメリカにはそう気さくにはいけないから、せめて神戸で体験したい。
