金
17
7月
2009
『エノケン・ロッパの時代』矢野誠一著・岩波新書
ロッパの悲食記があまりに面白かったので、気をよくして本棚のなかに放りこんでいた本を引っ張り出してよむ。
タイトルにあるように、彼等が活躍した時代を描いていて、エノケン・ロッパについては、それほど詳述していない。
和製エディ・キャンターとうたわれ、「走行する車の右のドアからとびおりて、車のうしろをまわりこみ左のドアからとび乗って見せた」という伝説の持ち主、エノケン。男爵家のうまれで、声帯模写のパイオニアとして「笑いの王国」を率いたロッパ。
エノケンの同伴者として戦中までともに走りつづけた座付作者、菊谷栄。サトウ・ハチローの弟子にして、ロッパの懐刀になった菊田一夫。忘れられた奇人、中山呑海。この時代の浅草をみるには、やはり、省エネせず、『古川ロッパ昭和日記』(全四巻)に手を出さなければ駄目か。とにかく、もっと知りたい。
